フレンチブルドッグの過呼吸と考えられる原因とは

フレンチブルドッグは遊ぶことが大好きでやんちゃな性格です。
そのため、体を動かしすぎてしまい呼吸が荒くなることがあります。これは病気ではありません。
しかし、運動をしていないのにも関わらず苦しそうに息をしている場合、いわゆる過呼吸状態になっている場合には、病気が原因であると考えられます。

過呼吸が起こる原因

犬の過呼吸とは、呼吸が苦しそう・呼吸が早い・浅い、咳をするといった症状が見られる状態を指します。
過呼吸の原因は、咽頭、気管、気管支、肺、心臓の病気です。
特に咽頭の病気は、短頭種であるフレンチブルドッグに多い病気です。気管の一部が狭くなるために起こる気管の病気は、一般的に体が小さな犬に起こると言われています。
もしくは、病気ではなく異物が食道に詰まり呼吸困難を引き起こしている可能性もあります。

犬の過呼吸の症状は？

咽頭炎が原因の場合、空咳、のどの痛みによる食欲減退、よだれが出る、呼吸音が出るといった症状が見られます。
声帯にまで症状が進行している場合、鳴き声が変化したり、鳴き声が出ないことがあります。
気管支炎などが原因の場合、乾いた咳、タンが絡んだような咳、鼻水が出る、呼吸が荒い、
発熱、食欲減退などの症状が見られます。

重い症状のケース

過呼吸の中でも、重い症状は肺の病気が原因の場合です。
肺炎が場合は、咳、発熱、呼吸が早くなる、呼吸が出来なくなる、体力がなくなるといった症状があります。
体力の消耗が目に見える状態になると大変危険です。
肺水腫という病気の場合、 顔を持ち上げて苦しそうに呼吸と咳をする、呼吸が速くなる、常に口を開けて呼吸をする、チアノーゼ（唇や舌が紫になる）、立ったまま・座った姿勢のままで横になることが出来ないという状態になります。

まとめ

遊んでいる時や、散歩の後などでなく過呼吸の症状が見られる場合、どの症状も危険な状態です。
少しでも過呼吸の症状が見られた場合、素人目で判断せずに動物病院で診察を受けましょう。