季節ごとの注意点

フレンチブルドッグを飼う際には、季節ごとに注意をしなければならないポイントがあります。季節ごとの注意点を見て行きましょう。


・春
寒くもなく、暑くもない春はフレンチブルドッグが過ごすためには最適な季節であると言えるでしょう。
ほとんど気温や湿度に気を配る必要が無く、家の中でも外でも過ごしやすいのです。
しかし、虫の活動が活発になる季節でもあります。ノミ・ダニや寄生虫による感染症には注意が必要です。病院で検査を行い、感染していないかどうかや、フィラリア予防薬の処方も必要です。

・夏
フレンチブルドッグを含む鼻ぺちゃ、いわゆる短頭種にとって夏の暑さには十分な注意が必要です。
呼吸をすることが苦手な犬種であるため、可能な限り涼しい閑居を整えてあげなければなりません。日中の散歩は厳禁です。人間が感じているよりも犬は地面に近いため、日光の照り返しや地面の熱を強く感じます。特にフレンチブルドッグ熱中症になりやすく、命に関わる重大な問題となります。
部屋の中でも常に冷房を付けたままにしておき、フレンチブルドッグが過ごしているケージやベッドの場所も日光が当たらない場所を選んであげましょう。
また、暖かくなり始めてから夏にかけては皮膚トラブルも増えてきます。フレンチブルドッグは肌が弱くアレルギーを発症しやすいため、シャワーなどで清潔に保ってあげましょう。

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・秋
秋は、夏から徐々に気温が下がり、フレンチブルドッグにとって気持ちの良い季節です。
気温が下がり始めると、脳が脂肪を蓄えようとするため食欲が旺盛になりがちです。特にフレンチブルドッグは太りやすい犬種でもあるため、欲しがる分だけのご飯を与えないようにしなければなりません。
涼しくなってきたからといって、急に運動量を増やさないように注意をしましょう。暑さに弱いフレンチブルドッグは、夏の間に心臓や呼吸器官に負担をかけています。急な運動は、更に負担をかけることに繋がるため、徐々に散歩の時間を増やしてあげると良いでしょう。
短毛種のフレンチブルドッグですが、秋~冬は抜け毛が多くなります。洋服で抜け毛が飛ばないように対策を取るケースも多いのですが、着せたままにすると皮膚の弱いフレンチブルドッグには悪影響となります。柔らかいブラシを使用し、ブラッシングで対策を取ることが有効であると言えます。

・冬
フレンチブルドッグは寒さにも弱く、寒い屋外では震えてしまう事も。
また、室内で過ごしている場合も気温の低下で体調を崩す場合があります。人間と同様に、暖房やヒーターによる空気の乾燥は気管支炎や皮膚の乾燥を引き起こすため、加湿器などを利用し手湿度も快適に保つことが必要です。
暖房器具による火傷や、電気コードをかじることによる感電事故には十分に注意をしましょう。