鼻ぺちゃの特徴、鼻腔狹窄

フレンチブルドッグの魅力は、何と言っても鼻ではないでしょうか。
鼻の穴が狭いことを鼻腔狹窄と呼びます。
鼻腔狹窄では、口で呼吸をすることが多くなります。暑い時や興奮をしているときには、口で激しい呼吸をすることで呼吸困難を起こす可能性が高くなるのです。


・鼻腔狹窄の主な症状
鼻の穴が狭い、鼻を鳴らす、鼻水を飛ばすなどの症状が見られます。
更に、少しの運動で呼吸が荒くなったり呼吸困難による酸素不足(チアノーゼ)なども起こり、体温調節が出来なくなることで熱中症にもなりやすいのです。鼻腔狭窄の原因は先天性の奇形です。奇形といえど、そこが愛嬌であり魅力でもあります。

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・鼻腔狭窄の治療方法
まずは保存療法です。これは、飼い主が注意をして観察するという事。熱中症にならないよう最善の注意を払い、呼吸に異常が見られた場合は安静にします。暑い日には無理に散歩に連れだしたりせず、散歩中に疲れて座り込んでいるのに無理やり歩かせるなどの行動は止めましょう。
次に外科手術です。呼吸困難が明らかである場合には、鼻の軟骨と皮膚を切ることで鼻の孔を広げる処置です。

・まとめ
鼻腔狭窄は、異種交配による繁殖によって産みだされた病気であると言えます。
つまり、人間が創りだした病気なのです。
それを理解した上で犬を飼い、最善の対策や治療を行うことが必要です。