シニア期の注意点

■シニア期の注意点
フレンチブルドッグは、シニア期に突入するとシワやたるみが更に目立つようになります。
そこに汚れが溜まりやすくなるため、清潔にしてあげることが大切です。
年齢とともに免疫力も低下するため、皮膚病も悪化・発症しやすくなります。皮膚の異常を感じた場合は、すぐに動物病院で診察を受けましょう。


・様々な変化
シニア期は、見た目の変化だけではなく体の中にも変化が起こります。
消化が遅くなり、食べるペースも遅くなります。消化・吸収に良いシニア用のドッグフードに切り替えてあげます。
必要な栄養素として、高たんぱくであることは重要です。しかし、シニア期は運動量も低下するためカロリーの低いドッグフードを選びます。もしも噛む力が低下し、上手に食べることが出来ないようであれば、お湯などで柔らかくしたものを与えましょう。

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フレンチブルドッグは短頭種であるため、呼吸が苦手な犬種です。
呼吸器系の病気にかかりやすいのです。また、フレンチブルドッグに限らず、心臓疾患や癌などに掛かる犬も多いのです。半年に1度は健康診断を受けましょう。
人間同様、年齢とともに体は弱くなり、体調不良になりやすいのです。湿度や温度には特に気を配るようにします。特にベッドの周りの温度は意識をして、静かに寝ることが出来る場所を作っておいてあげましょう。次に、フレンチブルドッグのシニア期に多い病気を紹介します。

・結膜炎
フレンチブルドッグは大きな目がチャームポイントです。
この大きな目は、顔の骨よりも飛び出しています。そのため、傷付き易く、ゴミや埃も入りやすいのです。炎症を起こすことに繋がり、結膜炎を起こし、悪化した場合には角膜炎を起こします。
シニア期に入ると、視力も低下して来ます。白内障緑内障にもなることが多いため、フレンチブルドッグの目の傷や老化現象は注意をして見てあげましょう。
目薬で治療が可能なケースも多いため、異常を感じた場合は動物病院で診察を受けましょう。

・気管虚脱
気管が潰れることによって、咳や呼吸困難を起こします。シニア期には筋肉が固くなる事が原因であると考えられています。症状としては、激しい咳や呼吸が特徴になります。
もともと呼吸が苦手なフレンチブルドッグは、シニア期に入る前の5歳頃から注意が必要となります。また、肥満により脂肪で気管を圧迫している場合もあります。首輪を使用している場合、散歩の際の引っ張りが気管を圧迫していることもあります。力の強いフレンチブルドッグには、首輪よりもハーネスがおススメです。