フレンチブルドッグは要注意!股関節形成不全

フレンチブルドッグがかかりやすい病気は、皮膚炎と股関節形成不全であると言われています。
股関節に先天性の異常があり、成長すると症状が見られるようになります。さらに、子犬期から歩き方が不自然である場合もあり、よく観察する事が重要となるのです。


・股関節形成不全になる原因
肥満や運動をしすぎることは、完成に負担となるために発症しやすいとされています。大好きだった運動をしなくなる、歩き方がおぼつかない、歩く際に痛そうにするような素振りを見せた場合は、無理に運動をさせずに安静にして様子を見ましょう。

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・股関節形成不全への対応方法
症状が見られた場合には、動物病院での診察、治療が必須となります。室内環境、主に床の素材や段差の改善などを行い、獣医師とともに経過観察をしながら治療を進めて行きます。

・股関節形成不全の主な原因
約70%は遺伝によるものであるとされています。他には、滑りやすい床や段差の昇り降り、肥満やおもちゃを引っ張るなどの運動を続けることにより負担をかけてしまうことも。

・治療方法
軽度の症状であれば、安静に過ごすことです。成長段階であれば、安静にして肥満に気をつけることで正常な股関節へと成長します。
痛みを伴っている場合は、薬により痛みを軽減する投薬治療となります。
歩くことがままならくなり、薬も効果がない場合には外科的な処置が必要となります。骨の切除と人工骨の形成などの手術が必要です。

・まとめ
運動や遊ぶことが大好きなフレンチブルドッグが股関節形成不全になってしまうとストレスも溜まりやすくなってしまいます。
遺伝的な要素は改善が難しいものの、フローリングで遊ばせない・肥満にならないように食事量をコントロールするなど、飼い主さんが出来る限りの意識をしてあげましょう。